中国、今度はサムゲタンを「中国の伝統文化」と主張? 韓国から反発続出

Record China    2021年3月31日(水) 9時20分

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29日、韓国・ヘラルド経済は「キムチ、韓服に続き、今度は韓国固有の料理である参鶏湯(サムゲタン)まで、中国が『中国の伝統文化』と主張し始めた」と伝えた。写真は参鶏湯。

2021年3月29日、韓国・ヘラルド経済は「キムチ、韓服に続き、今度は韓国固有の料理である参鶏湯(サムゲタン)まで、中国が『中国の伝統文化』と主張し始めた」と伝えた。

記事によると、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)で「参鶏湯」を検索すると、料理の写真とともに「参鶏湯は高麗人参、鶏肉、餅米で作る古代中国の広東式スープ料理の一つで、韓国に伝わったあと、最も代表的な韓国宮中料理の一つとなった」との説明文が表示される。

これについて記事は「参鶏湯の元祖は三国時代から食べられていたペクスク(丸鶏の料理)だ」と指摘。「日本植民地時代に高麗人参や薬材を一緒に入れて煮込む形が登場したが、干した高麗人参を入れた現在の参鶏湯のスタイルになったのは、朝鮮戦争後の1960年代に入ってからだ」とし、「百度が『広東式スープが由来だ』としているのは、広東料理によく似た物が多いせいだと推測されるが、参鶏湯とはかなり異なるものだ」と主張している。

また、「韓国の参鶏湯が正式に中国に輸出されたのは2016年からで、その後、韓国ドラマ人気で参鶏湯人気も上がり、中国の時代劇に参鶏湯を食べるシーンが登場したこともある」とし、「劇中、ヒロインが『参鶏湯に入っている人参は百年物で、長白山で特別に買ってきたものだ』と語るが、長白山とは白頭山のことで、“東北工程”の意図がうかがえる」とも指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「広東省に10年以上住んだ。参鶏湯は韓国料理店でしか見たことがない。なぜ何でも自分たちのものだと言い張るのか」「中国は自分たちの文化にそんなに自信がないのか?」「文化大革命で自分たちの文化を失ってしまった中国人の哀れな遠吠えに過ぎない」「本当に腹が立つ」など、怒りのコメントが寄せられている。

また、「中国に何も言えない文在寅(ムン・ジェイン)大統領」「北朝鮮、中国には何も言えない」「韓国政府はなぜ中国にここまでされて黙っているのか」「政治家は韓国国民ではないのか?」「中国とは関わらず、全て米国、日本、欧州連合(EU)と連携する方向に転換すべきだ」など、韓国政府への批判的な声も殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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