anomado 2021年3月26日(金) 17時20分
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新疆ウイグル自治区での人権問題に絡み、同区産の綿花の使用を停止することを表明したアパレル企業について25日、台湾や香港の芸能人からもイメージキャラクターの契約打ち切りの表明が相次いだ。
この問題はスウェーデンの衣料メーカーH&Mが昨年9月、環境に配慮した綿花生産を促進する国際コットン認証「ベター・コットン・イニシアティブ 」(The Better Cotton Initiative/BCI)からの発表内容をもとに、新疆ウイグル自治区で生産された綿花の使用停止を公表したことに端を発するもの。BCIでは同区の生産現場で人権侵害があるとして、綿花許可証の発行停止を公表している。
今月24日、H&Mボイコットの声が中国のネット上で拡大したことで、同様に使用停止を公表しているアパレルメーカーについても、イメージキャラクターを務める芸能人が次々に契約停止を公表。25日にもこの動きは続き、台湾や香港出身の芸能人からもSNSを通じ、協力関係の打ち切り発表が相次いだ。
台湾の俳優エディ・ポン(彭于晏)と女優チャン・チュンニン(張鈞●)(●=うかんむりに[心/用])はアディダスと、俳優のグレッグ・ハン(許光漢/グレッグ・シュー)はプーマとの契約打ち切りを発表。香港の男性歌手イーソン・チャン(陳奕迅)は、オリジナル商品も発売していたアディダスとの10年を超える協力関係を終了すると発表した。香港の俳優ウィリアム・チャン(陳偉霆)もトミーヒルフィガーとの契約を停止することを明らかにしている。
契約停止を発表した芸能人たちはいずれも、「誹謗(ひぼう)中傷によって国家の尊厳を侵す行為を許さず、中国の利益を断固として守る」ことを理由としている。近年は中国を拠点に活動する香港や台湾の芸能人が増えているが、問題発生時にはその対応に世間の目が集中するだけに、難しい立場となっている。(提供/華流・anomado)
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