人民網日本語版 2021年3月24日(水) 14時50分
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ドイツのニュースサイトが伝えたところによると、未来の交通は多くの分野で完全な自動化が実現する。2020年代中頃には、空飛ぶタクシーによる乗客の輸送が実現する見込みだという。資料写真。
ドイツのニュースサイトが伝えたところによると、未来の交通は多くの分野で完全な自動化が実現する。2020年代中頃には、空飛ぶタクシーによる乗客の輸送が実現する見込みだという。自動車業界も、空飛ぶタクシーといえる輸送用ドローンは自動運転車よりもずっと現実的との見方を示している。
報道によると、ドイツ・ハンブルクに本社を置くモバイル移動サービス企業のフリーナウの予測では、空飛ぶタクシーが都市部で使用されるようになるのは自動運転車よりも早いだろうという。同社のマーク・ベルグ最高経営責任者(CEO)はこのほどデジタルライフデザインオールスターイノベーション大会に出席した際、「専用路線の自動運転車が例外となる可能性はあるが、渋滞する道路で自分で進路を見つけられる自動運転車が成熟するにはまだしばらく時間がかかる」と述べた。同社はBMWとダイムラーが合弁設立した会社で、現在は空飛ぶタクシーを両社のプラットフォームへ統合しようとしている。
空飛ぶタクシーを開発する独ボロコプター社のフローリアン・ロイター総裁は同大会で、「今後5年から10年の間に、小型の機器を使用した全自動飛行が普及するはずだ」との見方を示した。欧州航空安全機関(EASA)も、「2020年代中頃には、ドローンや空飛ぶタクシーの利用が現実になる」との見方を示した。ロイター氏は独週刊誌フォークスの取材に対して、「価格について言えば、空飛ぶタクシーに乗るのは豪華な旅行であるべきではない。1回の利用料金は約60ユーロ(約7780円)で、今の道路で乗るタクシーの料金と変わらないだろう」と述べた。
報道によると、ドイツの自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)も中国で空飛ぶタクシーを展開したい考えだという。VWグループは、「自動運転のほか、『垂直移動』の概念が中国の移動プランを未来へと一歩進ませる可能性がある。特に技術の親和力を備えた中国市場でそうなる可能性がある」としている。同グループ中華圏のステファン・ウォレンシュタインCEOは、「VWは空飛ぶ車を開発しようとしており、これによって個人の移動交通事業に向けて未来の市場を切り開く可能性を提供することになる」と展望を語った。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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