Record China 2021年3月19日(金) 11時40分
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中国が台湾産パイナップルの輸入を禁止したことが物議を醸す中、中国が今月12日にも新たに5件の不合格を台湾側に通知していたことが分かった。
中国が今月1日から害虫の検出を理由に台湾産パイナップルの輸入を禁止したことが物議を醸す中、中国が今月12日にも新たに5件の不合格を台湾側に通知していたことが分かった。台湾メディアの中時新聞網などが伝えた。
中国の台湾事務を扱う機関「国務院台湾事務弁公室(国台弁)」は17日の会見で、今回の輸入禁止措置について「台湾から輸入したパイナップル28件からカイガラムシが検出されているが、台湾はこれに対応していない」と指摘した。
一方、台湾行政院農業委員会の陳吉仲主任委員は、「中国は昨年に13件の不合格を通知してきた」とし、その内訳は2月と3月に各1件、4月に8件、8月に2件、10月に1件だったと説明。以降の4カ月間は通知がなかったとした。
また、今年2月25日に輸入禁止の通知を受けた時点で(不合格が)13件だということを確認したといい、その時点で中国の税関に残っていた数ロットについては検査した上で発表することになっていたという。陳氏は、中国が今月12日に新たに5件の不合格を通知してきたことを明かし、「昨年から現在まで不合格と通知されたのは18件であり、国台弁が言う28件ではない」と主張した。
このほか、新たに通知を受けた5件について「この種類のカイガラムシは台湾でも珍しく、輸出した農産品から検出されたことはない。今回が初めて」とも語っている。(翻訳・編集/北田)
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