襲われた75歳の中国系女性が反撃、相手を病院送りに―米国

Record China    2021年3月19日(金) 16時40分

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18日、観察者網は、米国で暴漢に襲われたアジア系の老婦人が棒で応戦し、相手を病院送りにしたと報じた。

2021年3月18日、観察者網は、米国で暴漢に襲われたアジア系の老婦人が棒で応戦し、相手を病院送りにしたと報じた。

記事によると、米サンフランシスコの市場街で現地時間17日午前10時30分ごろ、75歳のアジア系女性が39歳の白人の男に突然襲われた。当時電柱に寄りかかって休息していた女性は不意の襲撃に憤激し、道に落ちていた木の棒を持って反撃を開始、男を打ちのめしたという。

現場をたまたま通りかかったCBS系のテレビ局記者が事件の様子を撮影しており、その映像には、顔面血だらけになって担架に乗せられる男に、女性が「なんで私を殴ってきたのよ」と中国語で問い詰め、男が救急車に乗せられる際にはなおも棒を振りかざしながら「こいつが私を殴ったんだ」と泣き叫ぶ様子が映っていた。

現地市民によれば、女性は市場街で食品や雑貨を販売しており、温厚な性格でこれまで客と口論などを起こすのを見たことはなかったという。現地警察当局は男が女性を襲った動機について明らかにしておらず、人種差別によるものかどうかははっきりしないと記事は伝えている。

記事はまた、米国内でアジア系住民に対する差別に関する事件が頻発しており、16日にはジョージア州アトランタのマッサージ店で白人の男が発砲してアジア系女性6人を含む8人が死亡する事件があったと紹介。ホワイトハウスのジェン・サキ報道官が17日に「バイデン大統領はアジア系米国人に対する一連の暴力行為、ヘイト行為を非常に懸念している」とコメントしたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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