anomado 2021年3月17日(水) 10時40分
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イー・ヤンチェンシー主演の映画「少年の君」が、今年のアカデミー賞の国際長編映画部門にノミネートされ、中華圏では18年ぶりの快挙となった。
米国の映画芸術科学アカデミーが15日、今年のアカデミー賞のノミネート作品を発表した。国際長編映画賞(旧外国語映画賞)のノミネート5作品の中に、デレク・ツァン(曾国祥)監督の中国映画「少年の君」が入り、中華圏の映画にとって18年ぶりの快挙となった。
学校のイジメ問題をテーマにした「少年の君」は、2019年10月に公開されて大ヒットし、15億5800万元(約261億円)の興行収入を叩き出した。昨年5月の香港映画金像奨では、最優秀監督賞や最優秀作品賞など最多8部門を受賞し、主演のイー・ヤンチェンシー(易烊千璽)は最優秀新人賞を、チョウ・ドンユィ(周冬雨)は最優秀主演女優賞をそれぞれ受賞した。
さらに、「少年の君」は昨年7月のイタリアのウーディネ極東映画祭で、来場者が投票で決めるゴールデン・マルベリー賞を受賞。ほかにもイー・ヤンチェンシーは、昨年11月の中国の金鶏百花映画祭で最優秀新人賞を受賞した。
これまでにアカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた中華圏の映画は7作品。監督別に見るとアン・リー(李安)が3作、チャン・イーモウ(張芸謀)が3作、チェン・カイコー(陳凱歌)が1作。これらのうち、受賞を果たしたのはアン・リー監督の「グリーン・デスティニー」のみとなっている。2003年にチャン・イーモウの「HERO」がノミネートされて以来、18年ぶりとなる今回の快挙に注目が集まっている。
日本時間の4月26日に行われる授賞式で、「グリーン・デスティニー」に次ぐ20年ぶりの受賞なるか。ファンの間で期待が高まっている。(提供/華流・anomado)
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