2021年3月4日、中国メディアの観察者網は、日本の特撮ヒーロー「ウルトラマンティガ」が内モンゴル自治区で「靴磨き屋」を営んでいるとの情報が流れ、注目を集めたと報じた。

記事によると、中国のSNS上で近ごろ「内モンゴル自治区開魯県にある靴磨きの店の経営者名がウルトラマンディガとなっていて、業務内容が小怪獣の販売となっていた」との情報が流れた。記者が実際に国家企業信用情報システムで調べてみると、2011年1月に登記された「開魯給力擦鞋店」という企業の経営者が「ウルトラマンティガ」、経営範囲が「各種小怪獣」となっていることが判明したという。

同県の市場管理監督局の担当者にこの件を問い合わせると、「ちょっとおかしいが、登記番号を参照すると確かにこの企業が検索できる。登記番号と個人名（ウルトラマンティガ）に誤りはない」との回答だった。ただ、「2011年だと今のように十分に規範化されておらず、管理がしっかりできていなかったのかもしれない」との見解も示したという。

この担当者によると、同企業は17年より「経営異常」と認定されており、現在ではすでに経営を行っていないにも関わらず経営者が登記の取消手続きを取っていないため、システム上で「存続」の状態として残っている可能性があるという。（翻訳・編集/川尻）