Record China 2021年2月26日(金) 6時20分
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2020年に全世界で販売されたテレビの総量のうち、約半分が韓国企業の製品であった。サムスン電子は15年連続で首位を守っており、2020年の市場占有率は過去最高を記録した。写真はサムスンのテレビ。
2020年に全世界で販売されたテレビの総量のうち、約半分がサムスン電子やLG電子など韓国企業の製品であることが分かった。24日、韓国・聯合ニュースが伝えた。
市場調査会社のオムディア(Omdia)によると、2020年におけるサムスン電子のテレビ市場占有率(金額基準)は過去最高の31.9%であり、15年連続で1位の座を守った。
サムスン電子は2006年、液晶テレビ「Bordeaux(ボルドー)」の発売を機に初めて市場占有率1位(14.6%)の座を獲得し、2009年のLED テレビ、2011年のスマートテレビの発売を経て地位を確立。また、2017年に発表した量子ドット液晶テレビ「QLED TV」の好調により、2019年に初めて占有率30%超え(30.9%)を達成した。
2020年の占有率が過去最高を記録したことについてサムスン電子は、「QLED TV」と超大型テレビへの集中戦略が功を奏したと分析しているという。
また、同年のサムスン電子のテレビ総売上高のうち「QLED TV」が占める割合は35.5%であり、2500ドル(約26万5000円)以上の「グローバルプレミアムテレビ」市場や、75型以上の大型テレビ市場でもサムスンが圧倒的なシェアを持つとされている。
同じく、ランキングで2位の座を占めたLG電子の占有率も、16.5%と前年(16.3%)以上の成長を見せた。近年LG電子は有機ELテレビ「オールレッドTV」を中心に急速に売り上げを伸ばしており、2020年には「オールレッドTV」の年間出荷台数が200万台を突破し、204万7000台を記録したという。
有機ELテレビ市場全体の出荷量も前年より20%以上増加(365万2000台)しており、2021年は60%以上の成長が見込まれ、560万台の水準になると予想されている。2020年のテレビ市場全体の出荷量も、新型コロナウイルスの影響を受けつつ前年よりわずかに増加を見せ、2億2535万台を記録したという。
韓国のネットユーザーからは、「韓国を代表する企業が世界市場の1位と2位を占めているなんてすごい」「占有率70%までいこう!」「本当に立派だ。誇らしい」「やっぱり韓国は先進国だ」などと喜びの声が多数上がった。
また「テレビといえばLG」「家にはサムスンとLG両方の製品があるが、個人的にはLGの方が目が疲れなくていい」「デパートに行ったら、サムスンの売り場はすいてたけど、LGは混んでた」など、2位のLGの製品を支持するコメントも多く見られた。(翻訳・編集/丸山)
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