CRI online 2021年2月21日(日) 11時28分
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ブリンケン米国務長官は現地時間19日の声明で、米国が同日、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」へ正式に復帰したと発表した。
温室効果ガスの主要な排出国である米国は2020年末、同協定が米国の財政的・経済的な負担を増加させているとして正式に離脱していた。多国間主義の共通認識が凝縮したパリ協定の実施効果を著しく弱める動きであっただけに、米国の復帰は歓迎に値する。しかし米国にとっていっそう重要なのは、態度を表明することよりも実行に移すことだ。
現在、米国の政治が分裂する中、いかにしてスローガンを行動に変え、協定が党争の犠牲となるのを防ぎ、米国の気候政策の連続性を確保するか。これらはみな、バイデン政権に速やかな解決が求められる問題だ。
対外的には、バイデン政権は気候変動問題を米国の世界的リーダーシップを再構築するための重要な取っ掛かりとみなしているが、米国が以前のように「例外」を大きく推し進められることを意味するものではない。
米国に期待するのは、人類の持続可能な開発におけるパリ協定の意義を真に認識し、誠意と行動で、気候変動対応に積極的に貢献し、世界最大の経済大国としてしかるべき責任を負うことだ。(CRI論説員)
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