「中国最後の原始部落」と呼ばれる雲南省の翁丁村で大火災、家屋104棟が焼失―中国メディア

人民網日本語版    2021年2月19日(金) 18時40分

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雲南省臨滄市の翁丁村の古い集落で14日、大規模な火災が発生した。

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雲南省臨滄市滄源ワ(ワはにんべんに瓦)族自治県●角郷(●は孟に力)翁丁村の古い集落で14日、大規模な火災が発生した。翁丁村の古い集落は、中国で保存状態が最も良いワ族の村落で、雑誌「ナショナルジオグラフィック」は「中国最後の原始部落」と称している。

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14日午後5時40分、翁丁村で火災が発生し、強風が吹いていたため、他の建物へ火が移り、一気に燃え広がった。火が消し止められたのは同日午後11時15分で、104棟の家屋が焼失した。死者やけが人はいなかった。

現在、現地政府や消防救援当局が火災の原因を調べているほか、被害状況の確認を進めている。また雲南省は現在、省全域にある古い村落や文化財保護施設を対象に、消防・安全の面の潜在リスクの洗い出しと改善作業を展開している。翁丁村の火災が残した教訓は極めて深刻であり、中国国家文物(文化財)局もこの件について追跡して監督を行うとしている。

翁丁村は、滄源県城●董鎮から25キロの場所にあり、主に、寨門、寨樁、神林、トーテムポール、祭祀房などがあり、建築材料は地元の木、竹、かやぶきなどだった。翁丁村は2005年から、県級の関連当局のサポートの下、観光業の発展に着手していた。そして、2020年には、「国家4A級景勝地」(上から2番目のランク)に指定されていた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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