Record China 2021年2月20日(土) 6時40分
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中国紙・環球時報は18日、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、「サプライチェーンの問題が日韓の接種の足手まといになるかもしれない」とする記事を掲載した。資料写真。
中国紙・環球時報は18日、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、「サプライチェーンの問題が日韓の接種の足手まといになるかもしれない」とする記事を掲載した。
記事はまず、日本で17日に接種が始まったことを紹介し、「主要7カ国(G7)の中で日本は最も遅かった」と報じられたことに言及。さらに「最も遅いにもかかわらず、日本は依然準備不足が目立つ」と述べ、その筆頭に注射器問題を挙げた。
記事は日本メディアの報道として「政府がこれまで準備したのは普通の注射器で、ファイザーのワクチン1瓶で接種できる回数は想定されていた6回ではなく、5回。大阪の医療機器メーカーが先月末に政府から6回接種できる注射器の増産を要請されたが、生産工場はタイにあり、実現には4~5カ月かかる」と説明。また、もう一つの難題は超低温管理だとし、「日本のドライアイス製造は年間で35万トン。現在の困難は、コロナ禍による冷凍食品の配送需要増加とドライアイスの増産の難しさにある。超低温輸送されるワクチンに必要なのは粉状や粒状のドライアイスで、製造方法は一般のドライアイスと異なる」と指摘した他、ワクチン保管のための超低温冷凍庫の準備などにも触れた。
一方、韓国については26日から接種が始まるとし、アストラゼネカのワクチン157万4000回分が17日に韓国衛生当局の最終的な品質検査を通過し、同国での供給が正式に認められたと紹介。また、「韓国政府は問題の発生を防ぐためにワクチン接種プロセスの訓練を繰り返している」と述べ、19日にはワクチンを接種地点まで輸送する流れや輸送中に出現する恐れのある問題などを主とする模擬訓練が行われると伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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