中国の美大教授の「ミッフィー」パクリ疑惑作品が永久に「お蔵入り」 ―中国メディア

人民網日本語版    2021年2月8日(月) 12時10分

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中国の教授が発表したイラストがミッフィーにそっくりで、「パクリではないか」との疑惑が上がっていたことについて、ミッフィーの微公式アカウントは今月6日、「ミッフィーと『鴨兔元旦』の共同声明」を発表した。

中国の広州美術学院の馮峰(フォン・フォン)教授が先ごろ発表した「鴨兎元旦」というタイトルのイラスト作品が「ミッフィーにそっくり」で、「パクリではないか」との疑惑が上がっていたことについて、ミッフィーの微信(WeChat)公式アカウントは6日、「ミッフィーと『鴨兔元旦』の共同声明」を発表した。

声明は、「広州美術学院の馮峰教授はすでに、進んで議論の的となっている作品を『ミッフィー』の著作権を持つMercis BV社に委ねた。展覧イベントの主催者も展示を繰り上げて終了させ、議論の的となっている作品を、今後の展示イベントや商業活動において一切使わない事で、それぞれが同意した」としている。

1月15日、展示されていた馮教授の作品「鴨兔元旦」がオランダの国宝級キャラクター・ミッフィーに酷似しており、「パクリではないか」と疑惑の声が上がって議論の的となり、たちまち微博(ウェイボー)の検索ランキングにもランク入りした。その後、多くのアート界の関係者がその議論に参加するようになり、「これはあからさまなパクリ。ミッフィーにアヒルのくちばしを加えただけ」とする人がいる一方で、「馮教授の作品は、ポストモダンのアーティストが好む脱構築のようで、故意に議論を巻き起こしている。『鴨兔』を使って、社会がアートのオリジナル性をめぐるという問題について考えるよう促している」といった意見も寄せられていた。

馮教授は16日、微博で「アート創作というのは一種の社会研究で、私たちにとって馴染みある全ての商業マークは公共の知識、情報であり、全てがアート創作の語彙となる」とのコメントを発表していた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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