人民解放軍に「言いがかり」! 海外メディアの“あおり報道”に対し中国専門家が肝心な問題提示―中国紙

Record China    2021年2月1日(月) 12時0分

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1日、環球時報は、中国軍機が米空母に模擬攻撃を仕掛けたとする米メディアの報道に、中国の専門家が否定的な見解を示したことを報じた。写真はJ-16。

2021年2月1日、中国紙・環球時報は、「人民解放軍に『言いがかり』!海外メディアが“中国軍機が米空母に模擬攻撃を仕掛けた”と煽り立てる、中国専門家が肝心な問題を提示」と題する記事を掲載した。

記事は、米メディア・ビジネスインサイダーが1月30日に、米空母ルーズベルト打撃群が23日に南シナ海に進入した際、「戦闘機と爆撃機を含む多数の中国軍機が台湾付近を経て南シナ海に進入し、米空母に対して模擬攻撃を行った」と報じたことを紹介した。

その上で、中国の軍事専門家が「限られた戦闘機の動きだけで外部が正確な判断を示すことは非常に難しい」とし、米メディアによる報道が多くの憶測を含んだ信ぴょう性の薄い情報であるとの認識を示したことを伝えている。

そして、専門家がまず模擬攻撃の特徴的な動きとして、至近距離内にて目標に向かって高度を下げ、再上昇または目標上を超低空飛行すると指摘し、「西側メディアの報道では、中国軍機は米空母から400キロ離れていたという。これで米空母をターゲットにしたというのは強弁が過ぎる」と論じたほか、戦闘機センサーの情報や、相手の無線を傍受するといった手段が模擬攻撃の有無の判断に使えるものの、これらを実現することは難しいと指摘したことを伝えた。

記事はさらに、専門家が「西側メディアは、解放軍の攻撃的な行動が国際法の原則に反しているというイメージをつくり上げるために今回のような報道を行っている。中国軍機と米空母との距離が400キロもあって対艦ミサイルの射程やレーダーの探査範囲を超えているのに、いったいどうやって模擬攻撃を仕掛けるというのか。遠洋訓練で爆撃機の基本訓練として模擬発射は行うが、特定の目標を定めての模擬攻撃とは別の話だ」と論じたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

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