2014年4月23日、中国新聞網によると、韓国・中央日報は、セウォル号沈没事故で家族を亡くした遺族らが、遺体の検死を要求しているという。

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セウォル号沈没事故の救助をめぐっては、犠牲者の遺族らから政府の救助活動の遅れを指摘する声がかねてより上がっていた。そのようななか、一部の犠牲者の遺族は、遺体を解剖して生存の可能性があったかどうか確かめるよう求めているという。

報道によると、娘の遺体の解剖を希望しているある保護者は、「死亡した時間や原因について詳しく知りたい」としており、これに同調する遺族は増え続けているという。また、別の遺族は「遺体はとてもきれいで、さっきまで生きていたようだ」と話している。

遺族らは、救助活動が的確に行われていれば犠牲者の命を救うことができたのではないかとし、解剖により、溺死したのか、あるいは低体温症で死んだのか、徹底的に調査することを求めている。なお、韓国政府もこの要求に応じる姿勢を示しているという。（翻訳・編集/北田）