新型コロナで海外から戻れずにいたら、家が勝手に貸し出されていた―中国

Record China    2021年1月29日(金) 15時20分

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中国メディアの中国新聞網は26日、新型コロナウイルスの影響で世界的に人の移動が困難になる中、長い間放置されていた他人の家を勝手に貸し出した男が先日起訴されたことを報じた。資料写真。

中国メディアの中国新聞網は26日、新型コロナウイルスの影響で世界的に人の移動が困難になる中、長い間放置されていた他人の家を勝手に貸し出した男が先日起訴されたことを報じた。

記事によると、この事件の当事者となったのは昨年1月に出国した中国上海市在住のAさん。新型コロナの影響で国外に足止めされ、5月に帰国した後、しばらくたってから自宅とは別に保有する部屋を見に行ったところ、ドアが開かないことに気付いたのだという。

4階にあるこの部屋ではAさんの父親が暮らしていたが、2019年に父親が亡くなってからはずっと空き家の状態だった。Aさんはたまに片付けに行っていたが、帰国後は8月になってようやく足を運んだ。ドアの異変に気付いたのは10月26日のことで、1階に降りた際にベランダに服が干してあるのに気付き、慌てて管理会社に「侵入者がいる」と連絡したが管理会社からは「1週間前に入居されましたよ」と言われてしまい、結局警察に通報することにしたのだそう。

その後判明したのは「1階に住む男が書類を偽造して勝手に他人に貸していた」という事実で、「6階にも部屋を持っていて、6階に上がる時に3階と4階の部屋に人が出入りしていないことに気付いた」という男は、数カ月間にわたる観察でこれらの部屋には誰も住んでいないと踏んだそうだ。そして昨年6月に「4階の部屋の所有者だ」などとうそをついて業者にドアのカギ交換を依頼。3階の部屋にも同じ方法で入ってそこにある家電を自分の部屋や4階の部屋に運ぶなどし、4階の部屋の不動産証書はネットで探した書類偽造業者に作成を頼んだ。仲介業者を通して賃貸契約に至ったのは10月中旬で、2カ月分の家賃として8000元(約13万円)を受け取っていたという。(翻訳・編集/野谷

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