2014年4月21日、依然として200人あまりの行方が分かっていない、韓国の旅客船「セウォル号」沈没事故。なかなか進まない捜索に乗客家族からはいらだちの声が聞こえ、精神的苦痛から情緒が不安定になる人や、絶食をする人も現れている。中国新聞社が伝えた。

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子供の行方が分かっていない女性は、「わが子がまだ海の中にいると思うと、食べ物がのどを通らない」と胸中を語っている。このほか、政府へ抗議するために珍島からソウルに向かおうとしていた100人あまりの乗客家族は警察と衝突。妻の行方が分かっていない男性は警察に対し、「遺体でもいいから妻を連れて帰りたい。これ以上妻を冷たい海の中に放置したくない」と切実な思いをぶつけていた。（翻訳・編集/内山）