<韓国船沈没>「そうじゃなくて…」、船員と管制センターの混乱するやり取り―中国メディア

Record China    2014年4月21日(月) 17時50分

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21日、新華社によると、韓国検察・警察合同捜査本部が20日に公表したセウォル号と管制センターの通話の内容から、事故当時の混乱により、乗客の救助活動が遅れたことが浮き彫りとなった。写真は中国の報道。

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2014年4月21日、新華社によると、韓国検察・警察合同捜査本部が20日に公表したセウォル号と管制センターの通話の内容から、事故当時の混乱により、乗客の救助活動が遅れたことが浮き彫りとなった。

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16日午前8時55分ごろ、セウォル号は済州交通管制センターに船体が傾いていることを報告。午前9時6分に珍島海上交通管制センターに対して救助を要請した後、午前9時37分までの31分間に11回の通話を行っている。

セウォル号は、午前9時ごろ済州交通管制センターに「動けなくなった」と連絡。その後、珍島交通管制センターにも同様の連絡を行った。

午前9時24分ごろ、セウォル号の船員は珍島交通管制センターに、「乗客を移動させるのは不可能」「放送で指示を出すことも不可能」と伝えている。

管制センターは「放送できないのなら、船内に行って乗客に救命胴衣と衣服をたくさん着るように指示してください」と指示。これに対して船員は「乗客を避難させたら、彼らは救助されますか?」と質問。管制センターは「少なくとも彼らに浮き輪を持たせて。早く非難させて!」と応じる。

船員が再び「乗客を避難させたら、彼らはすぐに救助されますか?」と聞くと、管制センターは「乗客には浮き輪を持たせて。早く避難させて!こちらは状況を十分に把握していないので、船長が最後の決定をしてください」と伝える。

船員は三度「そうじゃなくて。乗客を避難させたらすぐに救助できるのですか」と聞いた。管制センターは「警備艇は10分で着きます」と返答したが、近くに民間の漁船がおり、海に飛び込んだ乗客の救助に当たれることは知らせなかった。(翻訳・編集/北田

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