五輪チャンピオンに性的暴行の元韓国代表コーチに懲役10年6月の有罪判決、弁護士「あまりに寛大」―韓国

Record China    2021年1月22日(金) 17時20分

拡大

中国紙・環球時報は22日、冬季五輪チャンピオンに性的暴行を加えた元韓国代表コーチの被告に懲役10年6月と、7年間青少年との接触を禁止する判決が下されたと報じた。写真は韓国体育大学校。

中国紙・環球時報は22日、冬季五輪チャンピオンに性的暴行を加えた元韓国代表コーチの被告に懲役10年6月と、7年間青少年との接触を禁止する判決が下されたと報じた。

記事は、韓国・聯合ニュースの報道を引用。冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック女子で2つの金メダルを獲得した韓国のシム・ソクヒ選手(23)に対して性的暴行を行ったとして、水原(スウォン)地方裁判所が21日にショートトラック女子韓国代表の元コーチ、チョ・ジェボム被告(39)に懲役10年6月の有罪判決を言い渡したことを伝えた。

報道によると、チョ・ジェボム被告は2014年8月から2018年1月の平昌五輪前まで、韓国体育大学のスケート場や選手村など7つの場所で計30回にわたって同選手に性的暴行を加えた。同選手が初めて被害に遭ったのは17歳の時だったという。

同地裁は判決で、チョ被告の行為について「自らの権力を利用して、複数回にわたって被害者に性的暴行を加えたと同時に、自らの行為を認めず、被害者に許しを求める姿勢もない」と指摘。「高度な責めを負うべき」とし、懲役10年6月のほか、200時間の性暴力に関する治療を受けること、7年間児童、青少年、障がい者らへの指導を禁止する就業制限が命じられた。

報道によると、裁判所に出廷して証言したシム選手は繰り返し涙を流し、「チョ被告がなぜ罪を認めないのか理解できない。今も病院で治療を受けている」などと語ったという。シム選手の弁護士は判決について「事件の社会的影響、被害者の長年の苦痛、警察の捜査と法廷での尋問の様子を考えると、10年6月はあまりにも(加害者に)寛大だ」としている。

チョ被告は性的暴行とは別に、シム選手に身体的な暴行を行っていた件でも懲役1年6月の有罪判決を受け、服役した。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携