コン・リー、映画「奪冠」で最優秀女優賞の「栄冠」に輝く

anomado    2021年1月22日(金) 10時50分

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スポーツ映画「奪冠」で主役を演じたコン・リーが、香港電影評論学会大奨で最優秀女優賞を受賞。その演技力は「最高の域」と高い評価を得ている。

中国出身の大女優コン・リー(鞏俐)が、1月18日に発表された第27回香港電影評論学会大奨で最優秀女優賞に輝いた。

審査の対象となった作品は、中国女子バレーボールの挫折と栄光を描いた映画「奪冠」(原題)で、コン・リーは女子代表監督のラン・ピン(郎平)を演じている。また、この作品のメガホンを取ったピーター・チャン(陳可辛)監督も最優秀監督に選ばれた。

香港電影評論学会は、1995年に設立された映画評論家を中心とする文化組織で、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)の一員でもある。同学会は、最優秀女優賞のコン・リーについて「圧倒的な存在感を放ち、主役の剛と柔の二面性をリアルに表現しており、その演技力は最高の域に達している」と賛辞を贈った。

ピーター・チャン監督に対しては「監督としての技術が洗練されており、中国女子バレーボールの数十年にわたる奮闘を完璧に演出している。テーマを的確かつシンプルに切り取る能力は、ノミネート作品の中でも群を抜いていた」と絶賛。

昨年9月25日に劇場公開され、8億3600万元(約134億円)の興行収入を得た「奪冠」は、今回のノミネート作品の中でも唯一のダブル受賞を果たしており、ベテラン監督と大女優の実力を改めて示す結果となった。

中国バレーボールの復活を描いたこの作品は、コロナ禍により暗雲立ち込めていた中国映画界を「復活」へと導く希望の光となったといえる。(提供/華流・anomado

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