帰宅した女性がベッドで2時間スマホいじり、クローゼットに隠れた「尿意限界」の泥棒の運命は…―中国

Record China    2021年1月21日(木) 0時20分

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中国紙・揚子晩報は19日、江蘇省揚州市江都区でこのほど発生した強盗事件について報じた。

中国紙・揚子晩報は19日、江蘇省揚州市江都区でこのほど発生した強盗事件について報じた。

■びっくり!クローゼットから飛び出してきた男

今月7日の午後8時過ぎ、範(ファン)さんが自宅のベッドで横になりスマートフォンをいじっていたところ、突然、クローゼットから男が飛び出してきた。男は「目的は金だ。金さえくれれば危害は加えない」と言い、範さんの首を押さえてロープで両手を縛った。範さんは大きな抵抗をすることなく、命は助けてほしいと懇願した。

男は家の中を物色し、範さんのかばんから100元(約1600円)余りの現金とキャッシュカード数枚を奪った。金額が少なかったため、男は範さんに金目のものを要求した。範さんは「銀行口座に少しお金があるので、一緒に銀行に下ろしに行きましょうか」とか細い声で提案したが男は拒否し、「2万元(約32万円)よこせば解放してやる!」と言った。範さんは男の指示を受け、親戚にスマートフォンを通じて2万元を振り込んでもらった。

振込みが完了すると、男は範さんにスマートフォンにひも付けられた銀行口座に金を移すよう指示。キャッシュカードを奪い、口座の暗証番号を聞き出した上で、警察に通報しないようにと脅してその場を離れた。しかし、範さんのスマートフォンには二つの銀行口座がひも付けられており、男はこの時、2万元が振り込まれたのとは別の口座のカードを奪っていた。範さんは親戚や友人らに相談の上、警察に通報した。

■70時間であっさり逮捕

警察は男が預金を下ろすと踏み、銀行の店舗などを調査。すると、範さんのカードを使ってATMを操作していた男を発見。監視カメラの映像などを基に追跡して自宅を割り出し、事件発生からわずか70時間ほどで逮捕に至った。

男は30歳の葛(ガー)容疑者で、窃盗の前科があった。20年初めに刑期を終えて出所した後、実家に戻って生活していたが、春節(旧正月)を前に「金が欲しい」と思い、再び犯行に及んだという。

■尿意で強盗に「変身」!?

葛容疑者は、「初めは強盗をするつもりはなく、窃盗が目的だった」と供述した。現場付近に土地勘があり、範さんが一人暮らしをしていたことに気付き、狙いを付けたという。

葛容疑者は範さんの留守中に自宅に忍び込んだことがあったが、その時は金目のものが見当たらずに現場を去っていた。そして、事件当日の夕刻に再び範さん宅に侵入、物色している最中に突然、階下のドアが開く音がして範さんが帰宅。慌てた葛容疑者は寝室のクローゼットの中に隠れた。

ところが、範さんは帰宅するとベッドの上でスマートフォンに夢中になり、一向に動かなかった。葛容疑者は尿意をもよおしたものの、範さんがいたため出るに出られず。結局、2時間もそのままの状態が続き、我慢できずにクローゼットの中から飛び出した。そして、「せっかく来たからには何か持っていかないと」と犯行に及んだという。(翻訳・編集/北田

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