韓国のサムスン電子が、世界の消費者が好む「テクノロジー企業（Tech Company）」のランキング1位に選ばれた。4月30日、韓国メディア・ニュース1が報じた。

記事によると、英国の市場調査会社YouGov（ユーゴブ）が最近発表した「グローバル・テクノロジー企業ランキング2021」において、サムスン電子が1位に浮上。Google（2位）、Apple（5位）、Microsoft（マイクロソフト）（8位）など、米国の有名IT企業を抑えての首位獲得となった。日本企業は、ソニー（4位）、キヤノン（11位）、パナソニック（12位）などがランクインしている。

またサムスン電子は、調査対象国のうち、英国・フランス・スウェーデン・デンマークなどの9カ国において1位に選ばれ、「トップ10」に入らなかったのは日本・中国・エジプトの3カ国。

YouGovはサムスン電子について、「過去1年間、韓国を代表するテクノロジー企業として技術革新に励み、名声を確かなものにした」と評価。また、「他の企業とは異なり、携帯電話から洗濯機まで製品の幅が広い」とし、「最近は『フォルダブルスマートフォン』や『Galaxy Buds』（ワイヤレスイヤホン）、『

ドレッサー』と呼ばれる衣類清浄機まで発売し、ほぼ全ての生活領域で消費者の心をつかんでいる」と称賛しているという。

なお今回の調査は、2020年3月1日から2021年2月28日までの間に、世界40カ国における18歳以上の男女1100万人を対象とし、ハードウエアメーカー・ソフトウエアメーカー・ソーシャルメディアプラットフォームの主要ブランドについて認識を問う方式で行われた。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「数々の有名企業を抑えて、ものすごい成果だ」「普段は特に意識しないけど、サムスンの記事を見ると愛国心を感じる。こんな小さな国からよくこんな企業が生まれたものだ」「サムスンほど多様な分野でトップを占める企業はいない。本当にすごい」「唯一無二の誇らしい韓国企業」など、称賛のコメントが寄せられている。

また、「李在鎔（イ・ジェヨン）CEOを早く釈放して。国家間が激しい競争を繰り広げている時に閉じ込めてどうする」「国益を考えてほしい。サムスンのCEOを収監する理由は何だ？」「サムソンをつぶそうとする文大統領と民主党が理解できない」など、CEOの釈放を求める声も多数見られた。（翻訳・編集/丸山）