Record China 2021年1月7日(木) 20時30分
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8日に封切り予定だった「猟狐行動」の公開延期が明らかになり、主演のトニー・レオンと、「拆弾専家2」が大ヒット公開中のアンディ・ラウの“直接対決”がなくなったと落胆の声も上がっている。
8日に封切り予定だった中国映画「猟狐行動」(FOX HUNT)の公開延期が明らかになり、主演のトニー・レオン(梁朝偉)と、映画「拆弾専家2」が大ヒット公開中のアンディ・ラウ(劉徳華)の“直接対決”がなくなったと落胆の声も上がっている。
レオ・チャン(張立嘉)監督がメガホンを取る「猟狐行動」は、トニー・レオンおよび映画「迫り来る嵐」で東京国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したドアン・イーホン(段奕宏)が主演するクライムサスペンス。タイトルの「猟狐行動」とは、中国公安部が実際に行っている海外逃亡者を対象にした特別捜査活動のことで、映画では海外逃亡を図った実業家をトニー・レオンが演じ、久々の悪役を演じることでも注目の作品となっていた。
しかし今月5日、「猟狐行動」の中国版ツイッター公式アカウントが、8日からの公開予定を延期すると発表。新型コロナの影響によって、国外でのポスト・プロダクション作業が未完成であることを理由に挙げ、今後は年内公開に向けて調整していくと説明している。
この発表に対し、トニー・レオンとアンディ・ラウの香港ビッグスター同士の対決が消滅したことに、ネット上では落胆の声も上がっている。アンディ・ラウ主演の「拆弾専家2」(SHOCK WAVE2/ショックウェイブ2)は先月24日から中国で公開されているが、7日の時点ですでに興収9億元(約143億円)を超えるヒットを記録している。
なお、「猟狐行動」の公開延期については、裏側の不穏な動きを指摘する声もある。トニー・レオンとドアン・イーホンは先月31日、テレビ番組で映画のPRを行ったばかり。その直後に未完成を発表するのはおかしいというもので、同作の投資に加わった企業の代表が金融犯罪に関与した疑いがあると、一部の中国メディアが報道している。(Mathilda)
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