航空機不明事件でマレーシアとの関係悪化、中国が関係修復図る―米紙

Record China    2014年4月13日(日) 4時2分

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9日、マレーシア航空機が消息不明になっている問題をめぐり、中国とマレーシアの関係が悪化しており、中国政府は関係修復に努めている。写真は乗客の無事を祈る中国人。

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2014年4月9日、米紙ワシントン・ポストによると、マレーシア航空370便が消息不明になっている問題をめぐり、中国人がマレーシア政府の対応に不満を爆発させており、両国関係が悪化している。11日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国では習近平(シー・ジンピン)国家主席就任後、マレーシアやインドネシア、タイなどの東南アジア諸国との関係改善に努めており、2013年10月には習主席がマレーシアを訪問、両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げすることで合意し、友好関係を築いてきた。

しかし、今回のマレーシア航空機の事件以降、両国の関係は悪化し、緊張状態が続いている。中国では事件後のマレーシア政府の対応に民衆の不満が爆発、中にはその不満をマレーシア人個人にぶつける人もいるという。

しかし、最近では過激化していた論調も弱まってきているようだ。両国の関係を修復させたい中国は、この状況を打破するために、マレーシア批判から一転、欧米メディアを批判するという戦術を打ち出した。欧米メディアが乗客の家族らのもろい神経を挑発し、中国とマレーシアの友好関係を壊そうとしていると報じる中国メディアも現れた。しかしこの戦術がマレーシア政府と民衆に果たして有効なのかどうかはまだ不明だ。(翻訳・編集/藤)

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