<サッカー>韓国報道機関の中国クラブ批判は「誤解の産物」だった―韓国メディア

Record China    2014年4月8日(火) 7時10分

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6日、新浪体育によると、先日のAFCアジアチャンピオンズリーグでなされた韓国メディアの中国クラブに対する批判報道について、韓国のサッカーメディア・FOOTBALLISTが「誤解」が元になっていると説明している。資料写真。

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2014年4月6日、新浪体育によると、先日のAFCアジアチャンピオンズリーグでなされた韓国メディアの中国クラブに対する批判報道について、韓国のサッカーメディア・FOOTBALLISTが「誤解」が元になっていると説明している。以下はその概要。

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4月2日の全北現代と広州恒大の一戦は1−0で全北が勝利を収めたが、報道の中で最も多かったのは広州の失礼な態度についてだった。しかし、中国人記者の説明を聞く限り、受け入れられる部分もありそうだ。

広州が引き起こした最大の問題は、リッピ監督の前日会見の欠席だ。リッピ監督は昨年にも同様の行為で1000ドルの罰金を支払っている。韓国メディアはこれに対し「傍若無人」「傲慢だ」などと報じ、一部では「心理的な作戦だ」との指摘もあった。

広州は31日夜に仁川に入り、翌4月1日の午前10時に全州に向けて出発する予定だったが、飛行機の遅延と道路の渋滞により1時過ぎにようやく到着した。この時点で会見まで1時間もなかった。

中国人記者はこれについて「ルールは守るべきなのはもちろんだが、時間が足りないのはどうしようもない」「広州の行為は礼儀に欠けたかもしれないが、わざとではなかった」と話している。

リッピ監督は「中国では記者会見はクラブと記者の都合のよい時間で行う。たとえば試合が午後8時に行なわれるなら、前日練習も同様の時間に行ない、記者会見はそれに合わせて午後6時45分〜7時45分ごろに行なわれる」と述べている。

この理由から、広州がなぜたびたび記者会見を遅らせるよう要請していたのかがわかる。広州のホームで行われた試合の記者会見も、午前11時から午後4時に変更され、韓国人記者から批判を受けている。前出の中国人記者はこれについて「通知するタイミングに問題があっただけで悪意はなかったが、結果的に物議をかもした。当時は中国人記者も会見場に着いてやっと会見の延期を知った」と述べている。

韓国で問題となったのは広州の傲慢さだけでなく、中国人記者の失礼な言動だった。浦項スティーラースの黄善洪監督は、会見で試合とは全く関係のない質問をされた。過去には別の競技でも同様の不快な経験をした人が多数存在する。

刺激的な質問はし烈な取材競争の産物だ。中国のサッカー記者は2000〜3000人おり、広州と全北の試合の会見にも36人の中国人記者が出席した。これは、韓国人記者の10倍以上になる。

ある中国人記者は「誰もが違った取材内容を得たいと思っている。だからこそ、無理やり作り出した質問が出てくる。キム・ヨナに彼氏がいるかどうかを聞いたのも、それが原因」と話している。中国の監督が「なぜ失敗したのですか」といった過激な質問を受ける理由もわかるだろう。

雪だるま式の誤解には、通訳の存在もある。4月1日の貴州人和と蔚山現代の記者会見で、蔚山の曹敏国監督が貴州の選手の名前を挙げて「この選手は知らない(よく理解していない)」と述べたところ、貴州の監督が「ACLの前までは私も『曹敏国』という監督は知らなかった」と言い返す結果となった。

通訳は双方の言語に精通しているだけでなく、専門的な知識にも長けていなければならない。ACLという舞台では語感を伝えるのが難しいうえ、意味までも伝え間違ってしまうことがあるのだ。全北と広州の会見のときの通訳は、韓国で6年生活したサッカー好きの中国人だった。しかし、緊張のあまり普段の韓国語能力がまったく発揮できず、非常に不自然な通訳となった。(翻訳・編集/北田

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