中国が窒息しそう!豊かさの代償は大量のごみの山―ドイツ紙

Record China    2014年4月5日(土) 8時46分

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2日、中国経済の発展による国民の生活レベル向上に伴い、中国大都市のごみ問題が深刻化している。ごみ排出量は現在も増え続けており、政府は対策を迫られている。写真は上海のごみの山。

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2014年4月2日、ドイツ紙ディ・ヴェルトによると、中国経済の発展による国民の生活レベル向上に伴い、中国大都市のごみ問題が深刻化している。3日付で環球時報が伝えた。

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上海浦東新区の老港ごみ処理場では、2つの大きなクレーン車が空中を移動し、ごみを焼却炉の中へ移す光景が見られる。巨大な焼却炉の中は上海人の捨てた残飯や古い家具、衣類でいっぱいだ。ここでは毎日、上海の6区から集められた3000トンのごみが焼却される。しかし実はその数百メートル先にある黒い防水シートの下には、焼却しきれないごみが大量に置かれている。ごみ処理場の拡大が早急に必要な状況にある。

ごみ問題は上海だけではない。北京や広州深センなどの大都市でもごみの山が問題化している。ごみ問題は今や中国で大気汚染の次に深刻な環境問題となっている。

中国では、豊かになるにつれて、消費力も上がり、飲食もほとんど外で購入する。使い捨ての包装や、日増しに深刻化する浪費問題。しかし、中国ではまだごみ回収システムが整っていないため、処理の効率が悪く、大気汚染を激化させているのが現状だ。

政府は現在、絶えずごみ処理場を新設しており、2015年には中国全土の1日当たりのごみ処理量が30万トンに達する計画で、ドイツ企業もその多くの業務を担うという。

ドイツのある学者によると、中国大都市の住民1人当たりの年間ごみ排出量は約480キロで、今も増え続けている。ドイツの1人当たりの年間ごみ排出量は約520キロ。今のところ、ドイツよりも少ない中国だが、ドイツと異なりごみ分別の習慣がない中国が、ドイツのごみ排出量を超えるのも時間の問題かもしれない。(翻訳・編集/藤)

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