Record China 2014年4月4日(金) 12時6分
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3日、中国メディアは、中国以外に日本や韓国、インドも太極拳を自国の無形文化遺産としてユネスコに登録を申請しようとしていると指摘した。
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2014年4月3日、中国新聞社は、中国以外に日本や韓国、インドも太極拳を自国の無形文化遺産としてユネスコに登録を申請しようとしていると指摘した。
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このままでは、中国の伝統文化である太極拳が他の国のものになってしまう恐れがある。伝説では、太極拳を創設した張三豊(ジャン・サンフォン)は、元の時代の遼東済州島出身。済州島は現在、韓国領土だ。また、太極拳は漢民族の伝統文化であるため、多民族国家の中国では国の保護を受けにくいというハンディがある。
太極拳を無形文化遺産としてユネスコに申請するためには、その成り立ちや歴史、定義などを英文で説明しなければならない。だが、太極拳の性質上、それらを英語に翻訳するには非常な困難と膨大な時間が伴う。太極拳発祥の地である河南省温県陳家溝で最大の武術学校の陳自強(チェン・ズーチアン)校長も、「太極拳の世界遺産登録で最大の困難は翻訳だ。中国と西洋の文化が違い過ぎるため、適切な英語で申請書を書くことができなければ登録の可能性はゼロだ」と話す。
中国が太極拳の世界無形文化遺産の登録を目指して7年が過ぎたが、申請書作成の作業は遅々として進んでいない。このため、河南省温県政治協商委員会副主席で太極拳人類無形文化遺産登録チームの副リーダー・厳双軍(イエン・シュアンジュン)氏は、「2016年の正式申請を目指して、なるべく早い時期に国家レベルの専門家会議を開き、申請書の翻訳問題の解決を図る」と話している。(翻訳・編集/本郷)
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