現代美術家の村上隆がTik Tokにアカウント、アートコンセプトを語る!―中国

人民網日本語版    2020年12月12日(土) 10時20分

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村上隆が8日、ショート動画共有アプリ「抖音(Tik Tok)」のアカウントを開設した。

カラフルなスマイルの太陽の花が有名で、アート界の第一線で30年近く活躍し続け、「スーパーフラット」という概念を打ち出したほか、ベルサイユ宮殿で作品展を開き、ルイヴィトンなどのブランドとコラボレーションする日本人現代美術家と言えば、村上隆のことだ。中国新聞網が伝えた。

そんな村上隆が8日、ショート動画共有アプリ「抖音(Tik Tok)」のアカウントを開設し、抖音が書道、舞踊、音楽、中国伝統演劇、美術、音楽などの分野の権威ある機関と共同で2019年8月から実施している「DOU芸計画」に参戦。同プラットフォームを通して、多くの人にアートを伝え、共有している。その他、12日午後2時から、抖音でライブショーを行い、ネットユーザーとリアルタイムで交流する予定だ。

「DOU芸計画」は、アート創作、交流の場を作り出し、一人でも多くの人にアートに接してもらうことを目的としている。今年6月の時点で、抖音に集まるアート系コンテンツのショート動画は2億8000万本に上り、再生回数は累計で1兆5億回に達している。

村上隆のように、議論を巻き起こしながらも、誇りを抱いてトレンドの先頭に立ち続ける現代美術家は他にいないだろう。よく破天荒な姿で公の場に現れ、「コスプレをしている」と笑顔で話し、交友関係も幅広い。そして、1日の睡眠時間は4時間というワーカホリック。スタジオ内の段ボールの上で寝て、いつインスピレーションが湧いてもいいように、「達磨のようにずっとスタジオにいる」という。村上のアート、ビジネス、個性、天性をめぐっては議論が絶えず、猛スピードで変化していくため、その全貌を把握することは誰にとっても至難の業だ。

ポップアートの要素が満ちる村上隆の世界において、スマイルの太陽の花や明るくユーモラスな映像が主なテーマ、コンテンツとなっている。「僕自身は、太陽の花のような『ハッピー』なアーティストではない」と話す村上隆は、「それは多くの人の誤解。アートに興味のあるネットユーザーと共に、作品の背後にある意義と精神を語り合いたい」と語る。

抖音の関連の責任者によると、村上隆は12日のライブ配信において、「村上隆のアート」セットとして、ムック本「知日」の「你完全誤解了村上隆(You’ve completely misunderstood Takashi Murakami)」、「村上隆的芸術対談集」、「村上隆的芸術戦闘論」の3冊を携えて、抖音のユーザーに自身のアートコンセプトや創作の背後にあるエピソードなどを語る予定という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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