世界から称賛された韓国のコロナ対応、今度は後手後手の対応で危機=韓国ネットに批判の声

Record China    2020年12月8日(火) 9時40分

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7日、韓国メディア・クイーンは、新型コロナウイルス対応で称賛を浴びた韓国の「K-防疫」が、今度は後手後手の対応により「危機を迎えている」と報じた。写真は韓国のバス。

2020年12月7日、韓国メディア・クイーンは、新型コロナウイルス対応で称賛を浴びた韓国の「K-防疫」が、今度は後手後手の対応により「危機を迎えている」と報じた。

記事によると、韓国の中央防疫対策本部は同日、「新たに615人の新型コロナ感染者が確認された」と発表した。前日(631人)に続いて2日連続の600人台となった。週末は検査数の減少により感染者数も減る傾向があるにもかかわらず600人台を記録したことで、「今後は800人、多ければ1000人にまで増えるのではないか」と懸念する声が出ているという。

記事は「K-防疫はドライブスルー式検査や生活治療センターなど新しいアイデアを積極的に導入し、成果を挙げたことで世界的に認められたが、今回はその長所が生かされずにいる」と指摘している。専門家の間では「K-防疫が後手後手の対応により、感染拡大を初期段階で阻止できなかった」と指摘する声が相次いでいるという。ここ最近、1日当たりの新規感染者数が500~600人台に上る日が続いていたが、韓国政府は8日にソーシャルディスタンスの警戒レベルを引き上げる。

ある専門家はSNSで「今月1日にすでにソーシャルディスタンスのレベル引き上げの条件を満たしていた」とし、「感染病の拡散防止には1~2日の時間が重要だと政府は強調してきたが、対応は5~10日ずつ遅れている」「第1次、第2次流行時に見せた迅速な対応と違い過ぎる」などと指摘したという。

別の専門家は「新規感染者数を急減させるには検査数を増やさなければならない」とし、「全国民を対象に全数調査を行ったり、迅速な抗原検査法を拡大適用したりして隠れた感染者数を見つけることが急務」と強調した。

現在の拡大傾向を阻止できなければ、米国や欧州のように「医療崩壊が現実化する」可能性も指摘されているという。

こうした状況を中、韓国のネットユーザーからは「600人が続いても1000人になっても韓国政府は『海外よりは優秀』と言い張るのだろう」「国民を信じた罰だ」「専門家の意見を聞かない“不通”政権」「防疫失敗の原因は宿泊割引クーポン事業。国民に謝罪してもっと慎重な措置を取ってほしい」と政府への批判の声が上がっている。

一方で「言うことを聞かずに遊び回っている人たちが問題」「K-防疫ではなく国民の意識の低さが感染を拡大させている」と指摘する声も。

また、「外国に比べたらよく抑え込んでいる」「先進国の状況を見たらK-防疫は成功」との意見も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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