Record China 2020年12月5日(土) 12時50分
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中国での開催が決まっていたFIFAクラブW杯の開催国が日本に変更された。サッカーファンの多い中国だけに、衝撃は大きいようだ。写真は予定試合会場の一つだった南京オリンピック・スポーツセンター。
中国では多くのメディアが5日午前、中国で2021年に開催されることが決まっていたFIFAクラブワールドカップ(以下、クラブW杯)の開催国が日本に変更されたと報じた。サッカーファンの多い中国だけに、国際大会の開催を逃したことに対する衝撃は大きいようだ。
中国メディアは「国際サッカー連盟(FIFA)が北京時間5日未明、中国で開催されることが決まっていた2021年クラブW杯の開催地を変更すると発表した。中国だった開催地は日本に変更された。このことは、中国が2021年のクラブW杯開催についての資格を失ったことを意味する」などと報じた。
開催地が変更になった理由としては「新型コロナウイルス感染症対策の現状として、中国は(入国後)14日間の隔離を要求している。中国側は自ら、開催の資格を放棄した可能性が高い」などと紹介した。
中国人サッカーファンについては、「欧州や南米の強豪チームが訪中して試合をすれば、影響力が非常に大きいイベントになると期待していた。中国のサッカー産業やサッカー市場の発展とっても大きな役割を果たすと予想されていた」と紹介。記事自体からも、無念さがにじみ出る書き方をした。
一方で、中国国外のコロナウイルス感染は「高止まり」の状態と指摘し、スポーツの大型イベントを開催すれば必然的に、大量の人の移動が発生することを懸念したのだろうと、中国の開催返上に理解を示した。
日本が開催を受け入れることについては、2021年に夏季五輪大会を開催することから、クラブW杯を追加して開催しても「圧力は小さい」と論評した。(翻訳・編集/如月隼人)
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