Record China 2014年3月30日(日) 6時40分
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28日、韓国・ソウル市内の人気エリア・梨泰院には客も店員も英語しか話さない「英語オンリー」のクラブが多い。それを知らずに入った客は非常に不愉快な思いをするという。写真はソウル。
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2014年3月28日、韓国・ソウル市内の人気エリア・梨泰院には客も店員も英語しか話さない「英語オンリー」のクラブが多い。それを知らずに入った客は非常に不愉快な思いをするという。韓国紙・朝鮮日報中国語サイトが伝えた。
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ソウル市内のサラリーマン・姜さんは今月15日の夜、友人と2人で梨泰院のクラブに入店した。すると非常に流ちょうな英語を話す従業員に迎えられ、ちょっとびっくり。英語がまったく分からないでもない姜さんだが、話す自信はない。逃げ出すわけにもいかず、不安に感じながらも従業員の案内で席に着いた。英語で書かれたメニューを出され、仕方なく英語で「これとこれ」と言い、指さしながらビールを注文。だが運ばれてきたのは注文とは違うビールだった。
従業員は「あなたの英語が下手だから聞き間違えた」といわんばかりの態度。これにブチ切れた姜さんが韓国語で「君は韓国人だろ!なぜ韓国語で注文を取らない?聞き取れなかったらもう一度聞けばいいだろ!」と言うと、従業員は肩をすくめ、なおも英語で「私は韓国語を話しません!」と大声を出す始末。周囲の客は姜さんたちに冷たい視線を浴びせた。
いたたまれなくなった姜さんと友人はビール1杯でその店を退散したが、いまだに怒りが収まらないという。梨泰院で英語専用ビアハウスを最初に開業した店は「当時の客に米軍兵士とその家族が多かったから、自然にそうなった」と話す。「英語オンリー」をかたくなに守っている店は「これで他のクラブとの区別化を図っている」と主張しているが、高麗大学社会学の教授は、「梨泰院という国際的な環境で英語を話す自分に、客も店も『他の人よりも上だ』という優越感を感じているだけだ」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)
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