クリミア危機で孤立のロシア、中国の「教師」から今や原料供給者に=立場が逆転―米誌

Record China    2014年3月28日(金) 9時14分

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25日、米誌・ビジネスウィークのウェブサイトは、ロシアのプーチン大統領が「クリミア併合によってG8を追放(停止)されても構わない」との声明を出し、「ロシアには他にも多くの友人がいる」と述べたことを伝えた。資料写真。

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2014年3月25日、米誌・ビジネスウィークのウェブサイトは、ロシアプーチン大統領が「クリミア併合によってG8を追放(停止)されても構わない」との声明を出し、「ロシアには他にも多くの友人がいる」と述べたことを伝えた。

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プーチン大統領の言う「友人」の一つに中国があるが、ここ数十年、両国は外交、貿易関係を強化し続けている。ブルームバーグは、「クリミア危機によってロシアは中国に向けてより積極的に石油を輸出するようになる。欧州は石油価格の高騰に見舞われ、米国は中東への依存を高め、石油政治が再び生まれる」と伝えた。

だが、同記事はこのようにも指摘する。注目するべきは、ロシアから中国に輸出されるのがハイテク設備ではなく、石油である点だ。ロシアは中国の教師だったが、今や立場が下になり、中国に原料を提供するという点で価値を持つようになってしまった。プーチン大統領はバツが悪いことだろう。

国連商品貿易統計データベースによると、2000年の時点でロシアの対中輸出に占める鉱物性燃料と石油製品の占める割合は7%にすぎなかったが、2012年時点で、石油関連製品がロシアの対中輸出に占める割合は70%にまで増加している。

これについて、記事ではロシア語で「付属物」という意味の単語を引き合いに出し、「西方への拡大を続けることで、プーチンはロシアを東方で台頭を続ける中国の付属物にしてしまうかもしれない」と述べている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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