Record China 2020年11月25日(水) 18時0分
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中国湖南省の中学校で今月1日、バドミントンのラケットが突然折れて男子生徒の頭を直撃する事故が起きていたことが分かった。
中国湖南省の中学校で今月1日、バドミントンのラケットが突然折れて男子生徒の頭を直撃する事故が起きていたことが分かった。生徒は病院で2度にわたる手術を受けたが、8日夜に死亡が確認された。
中国メディアの東方網によると、この生徒は今年9月に入学したばかりの1年生で、ラケットは事故当日に校内の売店で友人らと一緒に買ったものだった。当時、友人がラケットにぐらつきがあるのに気付いて店に交換を求めたが、店員は「新しいのはない」と言ってテープを貼り付けただったという。生徒の両親は広東省に出稼ぎに行っており、生徒は日頃、学校の寮で生活していた。取材を受けた父親は「今年3月に出稼ぎに行ってから息子と会うことはなかった。まさかこんなことが起きるなんて」「(息子の)祖母は悲しみのあまり何度も意識を失った」などと訴えたそうだ。
事故について学校関係者は「学校は重く受け止め、店と家族の話し合いの調整に協力している」と話し、地元教育局の関係者は「売店を経営しているのは学校ではなく、合法的な手続きで請け負った業者だ。品質問題が引き起こした事故で、メーカーが司法ルートを通じた解決を求めているため、われわれは介入しづらい」としている。
また、北京市のある弁護士は「学校がすべての商品を確認することは不可能で、店側が正規の手続きを経て経営しているのであれば学校に責任はない」と強調し、「主な責任を負うのは生産者で、販売者は損失の拡大について責任を負うべきだ」との考えを示した。(翻訳・編集/野谷)
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