Record China 2007年6月4日(月) 9時17分
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異臭騒ぎから始まった無錫市の水道水汚染問題だが、市衛生局は基本的に環境基準にまで回復したと発表した。しかし湖は相変わらずエメラルド色。抜本的な解決には長い時間がかかりそうだ。
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2007年5月29日、江蘇省無錫市の水道水で異臭が発生した。市民らが飲料水を求めてミネラルウォーターを買い占める騒ぎとなった。原因は無錫市の水源・太湖が50年来最低の水位となっており、さらに連日の高気温の影響で藍藻が大量発生、湖の水質が悪化したためと見られている。
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6月3日、無錫市衛生局は、長江の水を引き込むなどの対策が功を奏し、水道水は国家の定める衛生基準にまで回復したと発表した。一部住宅の水道水にはいまだに異臭がするが、それは水道管内に対策以前の水が残っているためで大きな問題はないという。一時買い占めのため、欠品・価格の高騰と多くの混乱を招いたミネラルウォーターだが、こちらも大量の在庫が確保され価格も正常に戻った。なお今回の問題の救済措置として、無錫市政府は市民の水代半月分を免除する決定を下した。***
一部ネットユーザの間には、太湖の水に発ガン性物質が含まれているとの噂が流れていたが、市衛生局は調査の結果これを否定した。もっとも対策が進んだとはいえ、太湖の水の色は相変わらず不気味なエメラルド色。出来れば飲みたくないというのが多くの市民の正直な気持ちのようだ。(翻訳・編集/KT)
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