【CRI時評】中国は科学技術イノベーションに注力

CRI時評    2020年11月1日(日) 12時25分

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共産党五中全会で採択された第14次五カ年計画建議は、「イノベーションの中国の現代化建設の全局面における核心的地位を堅持し、科学技術の自立自強を国家発展の戦略的支柱とし、それを各種計画任務の首位に置いて集中的に配置」する方針を打ち出している。

中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)で採択された第14次五カ年計画(十四五)建議は、「イノベーションの中国の現代化建設の全局面における核心的地位を堅持し、科学技術の自立自強を国家発展の戦略的支柱とし、それを各種計画任務の首位に置いて集中的に配置」する方針を打ち出している。これは中国共産党が編成・制定する五カ年計画で史上初のことであり、中国の未来の発展における科学技術イノベーションの重要性を浮き彫りにしている。

現在、中国が直面する内外の発展環境は劇的に変化しつつある。内部的には、インフラ建設を中心とする規模の経済の発展モデルのエッジ効果は減少し続けており、未来の経済発展には新たな持続可能な動力源が求められる。一方で、新たな科学技術革命と産業変革が、中国経済の構造転換とレベルアップや質の高い発展の実現に新たな機会を提供することは間違いない。社会主義現代化の全面的建設に向けた征途につく中国は、過去のいかなる時期にも増して、イノベーションという第一の動力を必要としている。

外部的には、一国主義と保護主義の台頭に伴い、脱グローバル化は世界の市場環境に深刻な打撃を与えており、中国は特定の先端技術分野で日増しに厳しさを増す「行き詰まり」の状況に直面している。「鍵となる核心技術はどこかに求めたり、他から購入したりすることはできず」、自分たちで技術の研究開発を強化し、核心技術を自立自強して初めて、中国は未来の先端技術分野の発展において「スムーズに呼吸」し、国家の安全を根本的に保障できる。

指摘しなければならないのは、中国の科学技術の自立自強の実現は、門を閉ざしてイノベーションを進めることを意味するのでは決してないということだ。むしろ反対に、中国の科学技術イノベーションは世界から切り離すことはできず、世界の科学技術の進歩にも中国が必要だ。中国の最高指導者は、中国が5G技術を含む最新の科学研究の成果を他の国々と共有する意欲があり、中国の新型コロナワクチンの研究開発が完成して使用された後、グローバル公共財とすることを約束すると述べている。これは、「イノベーション中国」が、世界的な試練に対応し、人類運命共同体の構築を推進するために行う的確な貢献だ。

「世界の科学技術の最前線と経済の主戦場、国の重大な需要、そして人民の生命と健康に目を向ける」。これは、中国が「十四五」時期さらにはより長い時期にイノベーション駆動型発展を実現するための方向性だ。イノベーション力の高い中国は間違いなく、世界のイノベーション創業者のより良いホットスポットとなり、世界の復興と発展および人類の科学技術の進歩により大きなエネルギーを注ぎ込むだろう。(CRI論説員)

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