東日本大震災から3年、在日華人も被災地支援、福島愛し「終のすみか」と決めた人も―華字紙

Record China    2014年3月11日(火) 21時2分

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11日、東日本大震災から3年を迎え、被災地に住む華人も復興へ向けた貢献を続けている。写真は12年3月、東日本大震災の被災地で行われた追悼活動。

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2014年3月11日、東日本大震災から3年を迎え、被災地に住む華人も復興へ向けた貢献を続けている。

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日本華字紙・中文導報によると、東日本大震災から3年がたち、被災地では新たな家づくりが進められ、傷ついた人々の心は希望へと変わりつつある。この3年、特に被災地の在日華人は、日本の友人たちと痛みをともにし、助け合い、励まし合ってきた。東北を終のすみかに決めた人も、現地を離れて暮らす人も、3年間被災地を忘れたことはない。

震災当時、福島大学大学院生だった董暁(ドン・シャオ)さんは、地震後にいったん中国へ帰国。4月末に日本に戻った。卒業後の今は福島で貿易会社設立の準備をしている。董さんは「今は放射能についてあまり意識しなくなった。人々の話題になることも少ない」と話す。今後は「一生福島に住むつもり。故郷の山東省は大気汚染がひどいが、福島のきれいな空気や水を愛している。福島の人は外国人にもよくしてくれ、困った時はいつも助け合っている」という。

震災後は多くの在日華人も被災地支援に駆けつけた。企業関係者が連携して被災地で炊き出しを行ったり、中国人留学生のグループがボランティアとして支援活動に参加した。11歳で両親と来日した華人二世の1人は「私たちは被災者に感謝している。彼らを助けることで、私たちの心も洗われた。日本に来て20年になるが、この国のために何かできればと願っている」と話していた。

震災から3年たったが、忘れるべきではない。支援はあちこちから届き、感謝の声が聞こえない場所はない。復興の道は長いが、人々の生活は続くのだ。(翻訳・編集/AA)

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