「青島へは行くべからず」コロナ再発でフライトがほぼキャンセルに―米メディア

Record China    2020年10月14日(水) 16時0分

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13日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、山東省青島市では多くのフライトがキャンセルとなり、他の省や市では青島市へ行かないよう呼び掛けていると伝えた。写真は青島流亭国際空港。

2020年10月13日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、中国山東省青島市で新型コロナウイルスの集団感染とみられるケースが確認されたため、青島市では多くのフライトがキャンセルとなり、他の省や市では青島市へ行かないよう呼び掛けていると伝えた。

青島市衛生健康委員会の13日の報告によると、12日に同市で新たに6人の感染者が確認された。同市では10日に3人が無症状感染者と確認され、その後の追跡調査でこの3人はいずれも青島市内にある病院と関係があることが分かった。

また、青島市での新型コロナ感染者が発生する前は、中国は2カ月間国内での感染例はなかった。そのため中国では制限が徐々に解除され、職場への復帰や旅行が解禁されていた。今回の再発は、国慶節の連休で多くの人が移動したことと直接の関係があると考えられており、報道によると、この連休中に青島市では大規模な音楽イベントが開催されていた。

山東省の煙台市と済南市では、PCR検査の対象を9月23日以降に青島市から戻ってきた人に拡大しているため、青島市では国慶節休暇前からすでに感染が始まっていた可能性もあると記事は指摘している。

中国メディアの報道によると、13日の青島市のフライトはほとんどがキャンセルになった。また、多くの省や市は青島市へ行かないよう呼び掛けており、広東省珠海市で11月10日から開催する予定だった航空ショーも延期が決まったという。(翻訳・編集/山中)

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