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中国では、現在子どもに悪影響を与えるホラー出版物の取り締まりが実行中。特にやり玉に挙げられているのが日本の人気漫画「デスノート」だ。
中国では、現在子どもに悪影響を与えるホラー出版物の取り締まりが実行中。特にやり玉に挙げられているのが日本の人気漫画「デスノート」だ。日本では連載が終了した「デスノート」だが、中国ではいまだに高い人気を誇る。漫画・アニメ・実写映画という日本版デスノートの他、中国版と題した独自の翻案小説もインターネットで公開され、大ヒットしているという。
中国では風水や動物に取り憑かれるといった「迷信」が農村住民を中心に根強く残っており、共産党は定期的に迷信打破の啓蒙運動を行っている。デスノートの取り締まりもこの一環と言える。ノートに名前を書くだけで人を呪い殺せるというデスノートの設定が、神秘主義を助長させる可能性を当局は指摘している。***
当局は販売店を見つけたら通報するように市民によびかけているが、熱狂的なファンを擁する作品だけに取り締まりはなかなか進まないようだ。(翻訳・編集/KT)