<昆明無差別殺傷>中国紙駐米記者が西側メディアの報道を批判=「非常に偽善的で冷酷」―中国メディア

Record China    2014年3月4日(火) 16時6分

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4日、同じ服装で覆面をした暴徒10数人が1日夜、雲南省昆明駅の広場や乗車券販売窓口で罪のない市民に刃物で切りつけ、29人が死亡し、100人余りが負傷した。

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2014年3月4日、同じ服装で覆面をした暴徒10数人が1日夜、雲南省昆明駅の広場や乗車券販売窓口で罪のない市民に刃物で切りつけ、29人が死亡し、100人余りが負傷した。このテロ事件は反人類、反文明、反社会という犯罪者の狂暴な本質をはっきりと示した。彼らは正真正銘のテロリストだ。(文:温憲(ウェン・シエン)人民日報駐米記者)

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だがCNN、AP通信、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストを含む一部西側メディアの報道はひねくれた、論理的に混乱したものであり、魂胆を抱いて離間を煽ってさえいる。対テロ問題を最も声高に叫び続けてきたこれらのメディアの、昆明駅テロ事件での集団的失明と口から出任せには憤慨させられる。

理性を失い狂気じみたこの狂暴な行為があからさまなテロ犯罪であることは、大量の事実が十分に証明している。だが一部西側メディアは報道で「テロリスト」との表現を使おうとしないうえ、事実の真相を顧みず、善悪を混同している。CNNは「テロリスト」と括弧付きで報じたうえ、刃物を使ったこうした襲撃事件は決して初めてではなく、2010年と2012年にも学校で起きたことがあるが、「政治的結びつき」はなかったと、何を企んでいるのか見当のつかぬ報道の仕方をした。

AP通信は報道で「政府の言うところのテロリスト」との前置きを加え、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストはテロリストを「襲撃者」と呼んだ。事件の経緯を説明する際、CNN、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストは新疆社会が多大な進歩を遂げたことを無視し、中国の民族間関係に公然と水を差した。AP通信にいたってはインタビューでの発言を選択的に引用した際、なんと「ウイグル人を独立させるべきだ」と主張した。

これほど明白な事実を前に、これらのメディアの報道は偽善的であるだけでなく、偏見に駆り立てられて冷酷な面構えをさらけ出している。これらのメディアは「人権」を口にしていたのではないのか?血の海に倒れた無辜の命を目にしたのだろう?報道の中で被害者の人権に対する関心を少しでも見せたのか?こうした事がもし米国で起きれば、死者の数がずっと少なくても、事件の性質をどう報じるだろうか?「テロリスト」という表現を使うのにこんなにためらうのだろうか?

偏見は米国の一部の者が中国の新疆問題を観察する際の痼疾となっている。記憶に新しいのは、少し前に米政府が中国の反対を顧みず、グアンタナモ基地に拘禁していた中国ウイグル族の最後の囚人3人をスロバキアに引き渡したことだ。これらの容疑者は国連安保理が認定したテロ組織「東トルキスタンイスラム運動」のメンバーであり、正真正銘のテロリストだ。だが米国に危害を与えない限り、彼らは「テロリスト」ではないというのが米国のロジックだ。長年にわたり米政府は新疆独立を叫ぶ人々による様々な血腥い事件を「テロ事件」と呼ぼうとせず、中国の全ての行いを非難してきた。新疆独立を叫ぶ人々に対する米政府の黙認姿勢が、その気焔を増長させたことは間違いない。昆明駅で起きた惨劇を受けて、米国のメディアと政府はより深く反省すべきではないのか?

テロとテロリスト問題における、米国および一部西側メディアのダブルスタンダードは他者を傷つけ自らも利さないものだ。石を持ち上げて人を害していては、いつ自らの足元に石が落ちてくるとも知れない。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

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