フライメディア 2020年10月2日(金) 20時20分
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10月1日は現地の人たちが心待ちにしている中秋節。今年は国慶節と重なっているため、土日の休みを含めると長い人では4連休の休暇となる。
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例年こちらでも紹介している通り、中秋節は家族揃って食事をした後に近隣の公園などで開かれている中秋節のランタンイベントに出かけ、ランタンや月の明かりを楽しみながら秋の夜を過ごすのが慣わし。この日ばかりは小さな子供も夜遅くまで起きていることが許される。
中秋節に向けて親しい人の間では月餅や豪華なフルーツバスケット等の贈りあいが行われ、当日は会社も早めに終了をする。まさに香港中の人が心待ちにしている、季節の一大イベントなのである。
しかし今年はコロナの為、公園などで開かれる各種イベントは中止。公の場で集まることができる人数も4名までとなっている為、親戚や家族全員で食卓を囲む中秋節の食事会もぐっと少なくなってしまっている。
そんな中で少しでも中秋節の気分だけでも味わおうと、ランタンを買いにでかける市民で賑わいを見せている場所がある。今日はそんな場所をご紹介してみたい。
まず、中秋節の名物ともいえるのが新界元朗(ユンロン)地区のある街市(ウェットマーケット)の大橋街市。
普段は肉や魚、生活用品を売る店が並ぶ普通の街市であるが、中秋節が近づくと既製品やお手製のランタンを並べる店が軒を連ねる。
中秋節近くの週末ともなると、街市内のランタンを売る店並ぶ一角は真っ直ぐ歩くこともままならない程の混雑をみせる程有名な場所なのである。
ここで売られるているのは各種様々なランタン。中でも金魚の形をした可愛らしいランタンが多く並んでおり、多くの金魚が空中に浮かんでいるかのような様子は幻想的だ。
さて、もう1か所はよくご紹介をする九龍下町のシャムスイポー。この玩具通りとも言われる福栄街にも、多くのランタンが並ぶ。
普段通りとはいかないことばかりであるが、中秋節のランタンが香港を明るく灯してくれるに違いない。
そして来年こそは多くのランタンを見る事ができるランタン祭りや、無病息災を願う火龍の舞が行われる事を祈るばかりである。(提供/フライメディア)
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