台湾のNanaとアンジェラ・チャン、中国の特番出演に台湾当局が関心―中国紙

Record China    2020年9月30日(水) 0時20分

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中国の国慶節特番に台湾出身のNana、アンジェラ・チャンが出演することをめぐり、中国紙・環球時報は28日付記事で、「これが台湾・民進党当局の関心を引き起こした」と指摘した。写真はNana。

今月30日に放送される中国の国慶節(建国記念日)特番に台湾出身のNana(ナナ/欧陽娜娜)、アンジェラ・チャン(張韶涵)が出演することをめぐり、中国紙・環球時報は28日付記事で、「これが台湾・民進党当局の関心を引き起こした」と指摘した。「当局は攻撃を展開」と述べ、台湾のネットユーザーから当局に批判の声が上がったと説明している。

記事によると、台湾・自由時報は27日、「過去にたびたび『私は中国人』と語ったNanaがほかの芸能人と一緒に『我的祖国』を合唱する。アンジェラ・チャンも感染症との闘いがテーマの『守護』を合唱する予定だ」と報じた。Nanaは取材に「期待、それに感動しています」と語り、アンジェラ・チャンは新型コロナに言及した上で「この歌を歌う時、愛とプラスのエネルギーを皆さんに伝えられると思います」とコメント。祖国繁栄も祈ったという。

これに対し、台湾の大陸委員会は「大陸が台湾人士の参加を手配したのは宣伝のためだ」などと指摘し、状況を注視すると強調。場合によっては調査、処分を行う考えも示した。記事は、民進党の前主席や行政院長らが「共産党に頭を下げている」などとNanaらを批判したことを伝えるとともに、台湾のネットユーザーから「大陸に行って歌でお金もうけをすることの間違いはどこにあるの?」などの声が上がったことを指摘した。(翻訳・編集/野谷

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