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2007年5月27日、新疆ウイグル自治区イリカザフ自治州の農村地帯で、気象観測史上最も広範囲で大量の雹が降った。収穫間近の麦が叩き落され、収穫は絶望的。
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2007年5月27日、新疆ウイグル自治区イリカザフ自治州の農村地帯で、気象観測史上最も広範囲で大量の雹が降った。午後4時から8時にかけて降り続いた雹は、多いところで10cmも降り積もり、発芽したばかりのトウモロコシやヒマワリを押しつぶした。また収穫間近だった麦の穂も大量に叩き落され、ほとんど収穫は望めないという。
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農地の被害面積は1万2000ヘクタールに及び、このうち3分の2にあたる7600ヘクタールは収穫がほぼ絶望的となった。直接的な損失だけで約15億円に上る。被災した農民は2万8000人を超えている。***
信じられないような突然の雹の襲来に、農民たちはがっくり肩を落としている。(翻訳・編集/WF)