Record China 2006年5月18日(木) 2時35分
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香港国際空港タクシー乗り場。
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香港国際空港は、香港市街地のそばにあった「啓徳空港」に代わるものとして造られた。啓徳空港といえば、大きく機体を傾けつつ香港市街地上空を旋回し、そして中心部のビル群すれすれの高さを飛行して着陸する「香港アプローチ(香港カーブ)」が有名だった。しかしアプローチに失敗し着陸態勢をやり直したり、滑走路をオーバーランしたり、しりもちをついて着陸したりと問題が多く、また近隣住民にとっては騒音が深刻だった。
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そこで当時の香港総督であるクリストファー・パッテンは、すでに処理能力の限度を超えていたにも拘らず、新たに拡張することが不可能な上、騒音問題や着陸時の安全性に問題を抱える啓徳空港の問題を解決するために新空港造成を決定した。6年の歳月と200億アメリカドルを費やし、ランタオ島北部に隣接するチェク・ラプ・コック島を拡張して1,248ヘクタールの空港島を造成、香港返還後の1998年7月6日に香港国際空港が開港した。この開港にともない、7月5日をもって啓徳空港は閉鎖された。巨大な新空港の開港は最後のイギリス系企業利権の集大成だとも言われている。
香港国際空港の旅客ターミナルのデザインは、イギリスの著名な建築家であるノーマン・フォスターの設計である。ターミナルのデザインは、ロビーなど全体的に曲線を多用した外見。
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