Record China 2014年2月3日(月) 11時6分
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1日、BBC中国語サイトは記事「文化大革命被害者の夫、宋彬彬の謝罪を拒否」を掲載した。写真は宋彬彬と文革当時に公開された記事「毛沢東に紅衛兵の腕章をつけてさしあげた」の写真。
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2014年2月1日、BBC中国語サイトは記事「文化大革命被害者の夫、宋彬彬の謝罪を拒否」を掲載した。
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今年1月12日、元紅衛兵の宋彬彬(ソン・ビンビン)氏が母校・北京師範大学附属高校を訪ね文化大革命で被害を受けた教員や生徒に謝罪した。昨年来、文化大革命の加害者たちが次々と名乗りをあげ当時の罪を謝罪する動きが続いている。その中でも当時中国で最も有名な紅衛兵の一人だった宋彬彬の謝罪は大きな衝撃を与えた。
宋彬彬氏は中華人民共和国建国の功労者で八大元老の一人に数えられる宋任窮(ソン・レンチオン)氏の娘にして、文化大革命初期にシンボル的存在となった著名な紅衛兵。「私は毛沢東に紅衛兵の腕章をつけてさしあげた」との署名記事が光明日報に掲載され紅衛兵の広がりを先導した。ただし宋は記事は自らが書いたものではなく、記者が彼女の名前を使って書いたものだと明かしている。
北京師範大学附属高校付属高校は文化大革命の最前線となり、文化大革命初の大字報(壁新聞)も同校で出現した。卞仲耘(ビエン・ジョンユン)校長は紅衛兵に吊し上げられ、暴行により死亡したが、文化大革命により初めて死亡した北京市の教育者となった。
この謝罪に対し、卞校長の夫は「虚偽の謝罪は受け入れられない」との声明を発表した。紅衛兵は残忍にも卞校長を殴打し殺害した、暴行後も治療することはなかったと指摘。宋氏も紅衛兵の一員として暴行を阻止できなかった責任があると述べ、卞校長の死に関するすべての真相を明らかにするまでは謝罪を受け入れることはできないと語っている。
宋氏は1月12日、母校を訪れて謝罪したが、卞校長の銅像には頭を下げたものの、遺族に会うことはなかった。(翻訳・編集/KT)
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