Record China 2020年7月27日(月) 8時30分
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24日、中国経済網は中国の新エネルギー車の産業規模について伝える記事を掲載した。写真はBYDの電気自動車。
2020年7月24日、中国経済網は中国の新エネルギー車の産業規模について伝える記事を掲載した。
記事は、23日に中国工業情報化部の辛国斌(シン・グオビン)副部長が記者会見したと紹介。その中で辛氏は、「中国の新エネルギー車の産業規模は世界をリードしており、販売台数は5年連続で世界一になった」ことを明らかにした。「新エネルギー車の累計販売台数は450万台を超え、世界全体の50%以上を占めている」とも伝えている。
産業発展の角度から見ても技術レベルは向上しており、主流の車種では航続距離が400キロを超えていると辛氏は指摘。「産業全体の発展のシステムも整ってきており、新エネルギー車の基礎材料、電池、モーター、完成車、電気制御、生産設備などの産業チェーンは川上産業から川下産業まで整った」としている。
また、「全国の充電ステーションは累計3万8000カ所となり、電池交換ステーションは449カ所、充電スタンドは130万カ所建設された」と紹介。このうち、「公共の充電スタンドが55万1000カ所、個人の充電スタンドが74万9000カ所で、ほかに高速道路にも急速充電スポットを建設した」という。
徳邦基金株式研究所の王立晟(ワン・リーション)氏は、上述のデータは3つの積極的なシグナルを出していると分析。それは「1つに中国はすでに成熟した新エネルギー車市場が構築されたということ、2つ目にグローバルな競争力を有する優良企業を育成していること、3つ目は中国の新エネルギー車業界は発展加速期になっていること」だと論じた。
そして、「国内生産のテスラModel3が市場に出れば、中国の新エネルギー車のスマート化と科学技術方面での優位性が徐々に多くの人に分かるようになる」と分析。これに加えて「充電スポットが整備され質の高い車種が販売されている背景の中で、中国の新エネルギー車市場はさらに発展を加速させていくだろうとしている。
さらに、今年の政府報告書では、充電スタンド、電池交換ステーションをさらに増やし、新エネルギー車を推奨して新たな消費ニーズを刺激し、産業のレベルアップの一助とすることが明記されていることも記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)
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