日本人戦犯36人を裁いた特別軍事法廷の復元完了、今年5月に公開へ―遼寧省瀋陽市

Record China    2014年1月24日(金) 22時40分

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23日、遼寧省瀋陽市の「日本戦犯特別軍事法廷」跡地の復元がほぼ完了し、36人のB級戦犯に審判を下した歴史的な光景が今年5月に再現される。

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2014年1月23日、遼寧省瀋陽市の「日本戦犯特別軍事法廷」跡地の復元がほぼ完了し、36人のB級戦犯に審判を下した歴史的な光景が今年5月に再現される。新華社が伝えた。

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日本戦犯特別軍事法廷は、瀋陽市皇姑区黒竜江街77号に位置する。門表面の復元はすでに終わり、金色の瑠璃瓦に輝く2階建ての厳粛な雰囲気が漂う建物だ。内部の装飾も50年代当時の様子を忠実に再現している。映像資料によると、当時この建物には、「中華人民共和国最高人民法院特別軍事法廷」という看板が掛けられていた。

1956年4月、全国人民代表大会常務委員会の決定に基づき、中国政府は特別軍事法廷を設立。同年の6月から7月にかけて、遼寧省瀋陽市と山西省太原市の2カ所の法廷で、計45人の日本人戦犯を裁判にかけた。

瀋陽市が軍事法廷で日本の戦犯を裁いたことは、中国にとって特別かつ重要な歴史的意義がある。瀋陽市政府は同軍事法廷跡地の正門に、「中国人民は1840年のアヘン戦争以来、初めて中国の土地で、いかなる外からの干渉も受けずに外国の侵略者を裁いた」と書かれた看板を掛けたことがある。

鈴木啓久中将や満州国国務院総務長官の武部六藏ら36人の戦犯が瀋陽市で裁きを受けた。瀋陽市はこの裁判の中心地で、36人全員が罪を認めている。(翻訳・編集/本郷)

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