サムスン電子、2028年の6G商用化へ、技術開発「本格的に」着手―中国メディア

Record China    2020年7月15日(水) 19時40分

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中国のニュースサイト、環球網は14日、韓国のサムスン電子について、「第6世代移動通信システム(6G)の2028年の商用化に向けて、同社は今年、技術開発に『本格的に』着手する」と報じた。資料写真。

中国のニュースサイト、環球網は14日、韓国のサムスン電子について、「第6世代移動通信システム(6G)の2028年の商用化に向けて、同社は今年、技術開発に『本格的に』着手する」と報じた。

記事は、「海外メディアの14日付報道によると、サムスン電子はこのほど公表した白書で、6Gの技術開発に『本格的に』着手し、早ければ28年にも商用化を実現し、30年に主流としたい意向を明らかにした」と報じた。

記事によると、サムスンは、電気通信分野における国際連合の専門機関である国際電気通信連合(ITU)の無線通信部門(ITU-R)が21年に6G通信のビジョンを定義する作業を開始することを期待している。

白書では、「2Gから5Gへと世代を重ねるごとに、技術標準の定義と制定に費やす時間は短縮されている。3Gの定義には15年、5Gには8年かかった。この加速傾向は6Gまで続く」とし、「6Gのビジョンは、新しい次元の超接続経験を生活の隅々にもたらすことになる」としている。

白書ではまた、真の没入型拡張現実、高忠実度のモバイルホログラム、デジタル複製などの6Gサービスを実現するために、パフォーマンス、アーキテクチャ、信頼性の三つの要件を定義している。

サムスンによると、6Gでは、最大転送速度1000Gbpsが実現し、既存の5Gと比べて50倍速くなり、無線遅延時間も10分の1に減少する。

6Gのパフォーマンスとアーキテクチャの要件には、モバイルデバイスの制限された計算機能を克服するためのネットワーク設計の最適化や、新しいネットワークエンティティーの柔軟な統合の有効化、技術開発の初期段階からの人工知能(AI)の活用が含まれる。

サムスンリサーチのチェ・ソンヒョン氏は、「5Gの商用化はまだ初期段階にあるが、6Gの準備を始めるのに早すぎることは決してない」と話している。(翻訳・編集/柳川)

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