Record China 2014年1月20日(月) 21時20分
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20日、北朝鮮は韓国に対し行った提案が拒絶されたが、なおも友好的な態度で訴えかけている。北朝鮮の提案に韓国側は、「友好を偽った戦略」ととらえ、提案の裏に隠された狙いを読み解こうとしている。写真は韓国と北朝鮮の非武装地帯(DMZ)。
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2014年1月20日、環球時報によると、北朝鮮は今月16日に韓国に対し行った提案が拒絶されたが、なおも友好的な態度で韓国に訴えかけ「率先して提案の内容を実行して行く」とアピール。北朝鮮の提案に韓国側は、「友好を偽った戦略」ととらえ、提案の裏に隠された狙いを読み解こうとしている。
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今月16日、北朝鮮の国防委員会は韓国に対し、「1月30日より、両国は相手を刺激するような誹謗(ひぼう)中傷や、お互いを敵視した軍事活動の一切を停止」といった提案を行った。
ところが、韓国・朴槿恵(パク・クネ)大統領は、提案を拒絶すると共に、国境付近の軍隊に対し警戒を強化するよう指示している。
それでもなお北朝鮮は低姿勢を見せ、18日には、北朝鮮・労働新聞が報道で、「北朝鮮は今回の提案実現に対し断固たる姿勢で臨む。北朝鮮は朝鮮半島の悪循環を収束させるため、率先して行動する」と報じ、翌19日には続報を出し、提案に対する反響として、大学教授やスポーツ選手、中学校長に民間団体のインタービューを掲載し、各界の南北統一を求める声を紹介した。
北朝鮮の「率先して行動する」という発言に、韓国の専門家らは、「核実験やミサイル発射の一時停止」や「6カ国協議の再開」などと予測している。
このほか、韓国の大統領がいち早く北朝鮮の提案を拒絶したことについて、韓国・聯合ニュースは「反応が遅れると国内での批判が起きかねないため、大統領直々に態度を表明した。朴大統領が国境付近の軍隊に対し警戒を強化するよう指示したのは、現時点で南北が軍事衝突する可能性は依然高いとの韓国政府の考えを垣間見ることができる」と報じ、「朝鮮半島は、政権をより強固にしようと奔走する金正恩(キム・ジョンウン)第1書記と、大統領2年目に突入した朴大統領の“力比べ”の局面を迎えている」と指摘している。(翻訳・編集/内山)
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