元大統領からソウル市長まで…韓国政治家の“悲劇”=韓国ネット「美化してはならない」

Record China    2020年7月14日(火) 5時20分

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韓国・ヘラルド経済は10日、これまでの韓国の政治家らに起きた「悲劇」について報じた。写真は朴市長。

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が9日、死亡した状態で発見された。朴市長の死の背景には「元秘書によるセクハラ告訴」が関連しているとみられている。これを受け、韓国・ヘラルド経済は10日、これまでの韓国の政治家らに起きた「悲劇」について報じた。

記事は「韓国国民に大きな衝撃を与えた過去の代表的な事件」として、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の死亡事件を挙げている。また、昨年7月に自ら命を絶った政治家にはセヌリ党の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)元議員がいるという。

革新系の代表的な政治家だった正義党の魯会燦(ノ・フェチャン)元院内代表も2018年7月、「ドゥルキング(※コメント操作事件)」の容疑者キム・ドンウォンから違法な政治資金を受け取ったという疑惑が浮上し、自ら命を絶っている。

2015年4月にはセヌリ党の成完鍾(ソン・ワンジョン)元議員がかつての資源外交不正疑惑問題で検察の聴取を受けていた当時、逮捕前の被疑者尋問当日に「成完鍾リスト」と呼ばれるメモを残して自ら命を絶った。

さらに2004年には、釜山の安相英(アン・サンヨン)元市長が賄賂を受け取った容疑で収監中に自ら命を絶っており、同じく全羅南道の朴泰栄(パク・テヨン)元知事も、国民健康保険公団の理事長を務めていた当時に不正に関わった疑いで取り調べを受けていたが、漢江に飛び込んで死亡した。

これらの政治家の多くは「捜査対象になった後の社会的注目と批判による心的苦痛に耐え切れず、生涯を閉じたという共通点がある」と記事は伝えている。

これに韓国のネット上では「被害者の方がもっと残念だと思う」「朴市長のセクハラ容疑を美化するのはやめて」「『悲劇』という言葉で美化してるけど、罪がなかったら堂々とできたのでは?」「悲劇というより因果応報」など厳しい意見が目立つ。

また、「本当に自殺なのかな?」「鉄仮面で有名な朴市長が自殺したとは思えない」と憶測も飛び交う中、あるユーザーからは「責任重大なポストは10回の成功よりたった1回の失敗に対する代償が大きい。感情的にならず勝ち抜く能力を持ち、知恵のある人に政治をしてほしい」と願う声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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