Record China 2020年7月5日(日) 21時30分
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5日、中国国営新華社通信は、北朝鮮の最新の新型コロナウイルス対策について伝えた。資料写真。
2020年7月5日、中国国営新華社通信は、北朝鮮の最新の新型コロナウイルス対策について伝えた。
北朝鮮の朝鮮中央通信の3日付報道によると、北朝鮮労働党中央委員会政治局拡大会議が2日に平壌で行われ、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が出席した。主に、新型コロナウイルスへの対策が話し合われたという。
金氏は、「新型コロナの危険性が解消される見込みが不確実な状況だ。油断することなく、高い警戒レベルを保ち、より厳格に防疫作業を実施しなければならない。軽率に防疫措置を緩和すれば、想像することも挽回することもできない致命的な危機がもたらされる」と述べた。
記事は、「北朝鮮は最も早く厳格な管理措置を取った国の1つだ」とし、北朝鮮が「国家非常防疫システム」を始動してからすでに半年近くになるが、「いまだに1人の感染者も出していない」と伝えた。
北朝鮮の中央非常防疫指揮部のメンバーで国家衛生検疫院の朴明守(パク・ミョンス)院長は、新華社に対し、「北朝鮮は国境封鎖、消毒の強化、国民へのマスク着用の要請などの一連の防疫措置を取っている。メディアによる呼びかけを強化しているだけでなく、宣伝車を派遣して住民に注意を呼び掛けている」とした。
朴氏は、防疫措置について「首都の平壌では、各部門が積極的に防疫の宣伝と管理を展開している。各地下鉄駅では列車とエレベーターを厳格に消毒している。路線バスでは防疫知識に関する動画を繰り返し放送し、乗務員は車両を消毒し乗客のマスク着用を確認している。平壌では大型のショッピングセンターやレストランの店員に厳格な健康検査を実施している。取っ手やエレベーター、カウンターなどをしっかりと消毒しており、顧客は検温に応じる必要がある」と説明した。(翻訳・編集/山中)
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