2014年1月15日、BBCによると、中国の貿易高に関する最新の統計から、20世紀の大半で「世界一」を独占してきた米国がその座から転落したことが明らかになったが、中国は4年前に世界最大の輸出国となったばかりだ。環球時報が伝えた。

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米国は第2次大戦後、世界最大の貿易国となり、貿易による制裁は空母同様に米国の実力を象徴するものだった。独ベルリン自由大学の専門家が「貿易こそ世界の発言権」と指摘するように、米国や英国、ドイツなどいずれも国際的な地位は貿易力を背景にしている。歴史的には中国が世界最大の貿易国となったのはかつての座を取り戻したとも言える。

貿易高は中国が改めて台頭していることを示す象徴だ。中国は19世紀初頭まで世界をリードする経済体だったが、英国や米国、ドイツのように産業革命を経ず、1820年にはその座から転落してしまった。中国は今後再び世界をリードする経済体になる可能性があるものの、経済規模が経済力を決定づける要素ではなくなるだろう。（翻訳・編集/岡田）